デイヴィッド・ジンマンディヴィッド・ジンマン(指揮) David Zinman
 ニューヨーク生まれ。最初の音楽教育をオバーリン音楽院で、その後はミネソタ大学にて学ぶ。ミネソタ大学では近年名誉博士号を与えられた。タングルウッド音楽センターにて指揮の勉強をしている時に往年の大指揮者、ピエール・モントゥーに注目され、彼にロンドン交響楽団とオランダ音楽祭への出演、という大役を任された。
 彼はこれまでオランダ室内管、ロチェスター・フィル、ロッテルダム・フィルなどの首席指揮者を務めたが、特にボルチモア交響楽団は彼の指導の下、アメリカの最も重要なオーケストラの一つとして成長した。
またジンマンはボストン響、クリーヴランド管、フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ロンドン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン放送響など世界一流のオーケストラから客演指揮者として招かれている。
 彼は1995年からはチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者に就任。以来数多くのCD制作とともに、大成功だったヨーロッパ、アメリカ、アジアへのツアーなどオーケストラの国際的な評価を一気に高めた。
CDの中では特に世界的なヒットとなったベートーヴェンの交響曲全集に対して1999年ドイツ・レコード批評家賞を受賞した。また2000年にはフランス政府より芸術文芸シュヴァリエ勲章を授与され、2002年にはチューリッヒ市の芸術賞に輝いた。